1.電話応対技能検定とは
電話応対技能検定(通称:もしもし検定)は2009年にスタートした検定です。「お客様に喜ばれるビジネス電話応対」の実現、電話応対のエキスパートとして即戦力になり得る人材の育成を目的として始まりました。受験資格を得るためには、規定の講習を修了する必要があります。講習内容は、電話応対のみならず、メールやSNS、Web会議なども含めたビジネスマナーや言葉遣いについて学んでいきます。また、ビジネスコミュニケーションに必要な考え方や技法、法律の知識といった幅広い分野の勉強も行い、あらゆるビジネスシーンに対応する能力を養うことができます。
2.電話応対技能検定の特徴
資格級は、4級→3級→2級→1級とあります。4級は筆記試験のみで、3級からは筆記試験と実技試験があります。また、1級資格を取得すると、電話応対技能検定の講師として活動するための指導者級養成講座の受講と受験資格が与えられます。
3.級別の資格について
4級(入門級) | ビジネス電話に必要なコミュニケーションの基礎知識を有する。 *合格者は、3級の7時間以上研修(基本研修の一部と電話の研修)+実技試験のみで3級を受検できる |
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3級(初級) | ビジネス電話を行うためのコミュニケーションの基礎能力を有する。 *合格者は、2級資格を受検することができる |
2級(中級) | ビジネス電話を行うためのコミュニケーションの応用能力を有する。 *合格者は、1級の資格を受検することができる |
1級(上級) | 電話応対に関する高度な知識、技能を有し、本検定の実施にあたっては、指導官や試験官などの役割を果たす。 |
4.認定に必要な授業科目と時間数
授業科目 及び 時間数
基本 | ||
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時間 | 授業内容 | 時間数 |
10時間以上 | 教養ある社会人として欠かせない人格的マナー | 2時間以上 |
話し言葉・聴くこと・話すこと・気遣うこと | 2時間以上 | |
敬語と言葉遣いの基本 | 2時間以上 | |
発声・発音の基本 | 1時間以上 | |
電話と対面コミュニケーションの違い | 1時間以上 | |
様々なコミュニケーションツールと電話メディアの特徴 | 1時間以上 | |
個人情報保護法(概要) | 1時間以上 |
3級 | ||
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時間 | 授業内容 | 時間数 |
15時間以上 | 電話応対の基礎 | 2時間以上 |
電話の受け方かけ方、取り次ぎ、伝言 | 3時間以上 |
2級 | ||
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時間 | 授業内容 | 時間数 |
15時間以上 | 電話応対の応用 | 5時間以上 |
伝え方・聴き方の基本 | 2時間以上 | |
日本語の特徴 | 1時間半以上 | |
電話応対のメディエーションの基礎 | 1時間半以上 | |
電話応対のアサーションの基礎 | 1時間半以上 | |
電話応対のカウンセリング・電話応対のコーチングの基礎 | 2時間以上 | |
個人情報保護法(応対者事例によるグループワーク) | 1時間半以上 |
1級 | ||
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時間 | 授業内容 | 時間数 |
15時間以上 | クレーム電話応対 | 5時間以上 |
クレーム・紛争に関する法的知識 | 1時間以上 | |
伝え方・聴き方の応用 | 4時間以上 | |
電話応対のメディエーションの応用 | 1時間半以上 | |
電話応対のアサーションの応用 | 1時間半以上 | |
電話応対のカウンセリング・電話応対のコーチングの応用 | 2時間以上 |
5.合格までの流れ
申し込み(info@officet-t.co.jp)→講座受講→筆記試験→実技試験→合格
6.検定日
3級: | 1月、3月、5月、7月、9月、11月(年6回) |
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2級: | 4月、6月、10月、12月(年4回) |
1級: | 2月、8月(年2回) |
※4級検定は毎月開催。検定日は第1水曜日(祝日の場合は第2水曜日)に開催。
7.費用
3級検定: | 55,000円(受講料、検定料、資料代込み) |
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2級検定: | 56,100円(受講料、検定料、資料代込み) |
1級検定: | 57,200円(受講料、検定料、資料代込み) |
※4名以上の受験者がいる場合、講師が御社へ伺い、講座と検定試験の実施を行います。
8.講座開催日、申し込み方法
お問合せください。info@officet-t.co.jp
9.電話応対技能検定主催団体
公益財団法人日本電信電話ユーザ協会 http://www.jtua.or.jp/